取り扱い商品のご紹介
ヒラマサもブリ同様、成魚が大型のため、店頭でその姿を目にする
機会はまずありません。
多獲性でない(ブリの1割にも満たない)ため価格が高いこともあり、市場での買い手は寿司屋など飲食店が主です。
冬のブリ、夏のヒラマサと並び称される通り、夏から秋が旬です。
ブリが冬に脂が乗るのと対照的に、ヒラマサは夏から秋に脂が乗ってきます。
その姿は余程経験がないと見分けられないほどブリによく似ています。
両者の見分け方は、ヒラマサは体の厚みが薄く平ぺったいこと、腹びれのほうが胸ひれより長いこと、上顎の後縁上角が
丸いといった特徴がポイントです。
とは言え、これらの違いを知っていたにしても、両方が並んでいない限り一般の人が見分けるのは難しいでしょう。
いや両方が並んでいても難しいかな?
姿も行動もブリによく似ているヒラマサですが、性質はまったく違います。
特に釣り針に掛った後の動き。
ヒラマサは釣り針から逃れようとして一気に数百メートルも突っ走ります。そのスピードは時速40km、釣り人とヒラマサの壮絶な一騎打ちの始まりです。
この様は「磯の弾丸」、「海のスプリンター」と釣り人から称えられています。
ヒラマサの身は、さらりとした脂と歯応えが身上です。
ヒラマサは大型のものより、2~3kgのものが最も美味と言われます。また、脂の乗りは夏より秋の方が良くなります。
一般に養殖魚の濃い脂にくらべると、天然のヒラマサの脂は物足りなく感じられるかもしれませんが、噛むほどに上品な脂と旨味が口の中に広がります。
ヒラマサの食べ方は何と言っても刺身。
ブリよりも身が緻密で歯応えと旨味が強いので、薄めのそぎ切りにして下さい。絶品な味わいを楽しめます。
塩焼き、照焼き、味噌漬け、バター焼き、ホイル焼き、フライ、ムニエル、トマト煮など、様々な調理法でもお楽しみ
いただけます。
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