イカ・タコ

イカの中のイカ~富山湾で第1位の漁獲高~
スルメイカ(真イカ)
<スルメイカ(真イカ)>

「イカ」と聞いて皆さんは、どのイカを思い浮かべますか?
スルメイカ、ヤリイカ、アカイカ、コウイカ、アオリイカ、
ホタルイカ・・・と種類はたくさんあります。

イカは漁獲量が日本一多く、日本の水産物水揚げ全体の約5%と
トップを占めています。
その中では半分以上がスルメイカであり、イカの中のイカであるとして「真イカ(マイカ)」と呼ばれています。また夏に多く捕れることから「夏イカ」とも呼ばれます。
富山湾全体でも、スルメイカの漁獲高は単一魚種としては、第一位を占めており、あとホタルイカ、アジ、フクラギ(ハマチ)、マイワシと続きます。

スルメイカは孵化して産卵するまでが1年、産卵すると死んでしまうので、まさに1年の寿命

スルメイカは産まれた時期系統で3つのグループ(3季節群)が認められ、秋産まれ群は九州西方で発生し、日本海側を主に回遊し、大型になります。冬生まれ群は東シナ海で発生し、黒潮に乗って太平洋側を主に回遊し、北海道まで到達します。他に資源量は少ないのですが、春から夏生まれ群もおり、結果的にほぼ通年美味しいイカを食べることが出来ます。
このように産まれた時期系統で3つのグループ(3季節群)が存在するのは、わずか1年の寿命と関係があり、海洋の変化があったりした時などに、死滅のリスクを季節群を分けることによって、分散させていると考えられています。

巻網、定置網、釣りで捕獲しますが、夏夜の日本海のイカ釣り船の漁火は、人工衛星からの映像で日本海をまるで大都会が出現したかのように浮かび上がらせると言います。

スルメイカは安価かつ刺身焼く煮る揚げる干すと何でもござれの万能食材で最も重要な水産物です。

生で食べるとやや身が硬く甘味に欠けますが、新鮮なものはその歯触りが楽しめ、「いかそうめん」に限ってはスルメイカでなければならず、細いそうめん状の刺身にして生醤油ですすりこみます。
また焼いたり煮たりしたときには味がぐんと増します。
ワタや墨を料理に利用できるのは、スルメイカだけです。(塩辛、黒作り、イカ墨パスタ)
他に、テンプラ、フライ(イカリング)、イカ飯、一夜干し、スルメなど。
低脂肪、低カロリー、高タンパク質でダイエット中の人や肥満・糖尿病などにお悩みの人にはおすすめです。

また、豊富に含まれるタウリンは、血中のコレステロールを下げ、中性脂肪を減らし血圧を正常に保って、糖尿病を予防する効果があります。さらに墨に含まれるリゾチームというアミノ酸の一種は、ガンに有効と言われています。

ただ味が淡白なので、つい濃い味付けにしがちであり、塩分の取り過ぎに注意して下さい。
目利きですが、魚体の表面の色が濃い(濃褐色)ものほど鮮度が良いです。

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