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カジキは、温暖な海を高速で遊泳する大型肉食魚で、日本近海にはメカジキ、マカジキ、バショウカジキ、シロカジキ、クロカジキ、フウライカジキの6種類が生息します。
いずれも上顎に剣のように長く鋭く伸びた「吻(ふん)」を持ち、
大型種では全長4m以上、体重700kgに達します。
水揚げされるサイズは20kg~30kgくらいが中心となります。
カジキ類は水中における最速のスプリンターと言われ、バショウカジキのトップスピードは時速100km以上に達すると考えられています。
メカジキは他のカジキの仲間よりひときは大きな「眼」が特徴であることから、そしてバショウカジキはバショウの葉のような体高よりも幅広の大きな背びれが特徴的であることから名付けられました。
大洋の暴れん坊と言われるカジキはかなり凶暴です。その角(ツノ)で木造小型漁船の船底の板を突き破ることから、
「梶木(船底の梶木)」とつけられたそうです。
大洋の食物連鎖の頂点にあって魚やイカなどを手当たり次第食べまくります。
その角でなぎ倒して捕食することもあり、時にはクジラやサメをも襲います。
富山湾では、夏場(6月~9月)に定置網でバショウカジキ(地方名:羽連:バレン)とシロカジキが獲れます。富山県ではカジキのことを“サス”と呼びます。
このサスの消費のダントツは富山県です。そして、昆布の消費量もダントツは富山県です。
…そうです。富山県人はサスの昆布〆が大好きなのです。
そして富山の郷土料理としてスーパーや魚屋で最もポピュラーに大量に販売されています。
魚殿では、捌いて”さく”の状態でも店頭にお出ししますので料理用途はいろいろで愉しめます。
バショウカジキはスジが多いもののカジキ類の中で最も赤身が強く、脂の乗った夏は刺身や焼き物にすると最高です。
刺身、フライ、ムニエルでどうぞ。
タルタルソースで食べるあつあつフライは最高です。
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