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アオリイカは、北海道以南の沿岸に生息する大型のイカであり、胴の長さは40cm~45cmくらい、大きい物では50cm~60cmに達するものもあります。主に定置網で漁獲されます。
ヒレ全体を小刻みに震わせ、煽る(アオル)ように泳ぐところからアオリイカと呼ばれます。
外見がバショウの葉に似ることからバショウイカ、また藻場に産卵するためモイカとも言われています。
一見、甲羅(貝殻の名残)を持つコウイカとよく似ていますが、アオリイカには甲羅はありません。
寿命はわずか1年あまり。生後2ヵ月で10cm、4ヵ月で15~20cmと、驚くべき早さで成長していきます。
アオリイカはその狩猟能力から水中のハンターの別名を持っています。
大きなヒレを操ることで、静止も後退も自在。たたんでいた2本の触腕を伸ばし、吸盤で獲物を捕まえる。狙った獲物は百発百中。
水中で目視できるのは目と墨袋のみ。まさにステルス戦闘機のようです。
通常は深場にいるアオリイカですが、春~夏になると、産卵のために海岸近くの浅場にやってきます。
港の防波堤などから釣れる手軽さもあり、釣り人に人気です。
富山湾での旬は9月~12月で、この時期になると、魚殿に連日のようにアオリイカが届きます。
コリコリとした歯応え、噛むほどに広がる旨味と甘味が身上であり
刺身にしたイカの中で一番美味しいとされています。
そのため、イカの王様と言われ、イカの中では最も値が張る高級魚です。
かつて、イカはコレステロールの固まりで「身体に良くない」と言われた時期がありましたが、コレステロールを抑制し、様々な薬効を持つタウリンをその倍以上持っていることがわかってから評価が変わりました。(問題はこの両者の比率です)。
イカのタンパク質は、非常に良質で、ミネラルや必須アミノ酸が豊富、しかも低脂肪とあって、ダイエット効果も見込める健康食品なのです。
やはり食べ方は刺身が一番。 他に、塩焼き、天ぷら、煮付け、炒め物。
また開きの一夜干しは肉厚で絶品です。
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