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カサゴは、北海道南部以南の磯まわり、岩礁域、テトラの間に生息し、刺し網、釣りで漁獲されます。
水深80m位までの岩礁地帯に住み、大量に獲れる魚ではありません。
体色変異の多い魚で、赤いものから茶色っぽいもの、黒っぽいものまで様々で棲む場所や水深によってその体色が変化します。
頭、眼、口、ヒレが大きく、頭から背にかけては鋭いトゲがあります。
ゴツゴツ、トゲトゲしたかなりの強面です。
冬が旬の魚とされ、1~4月に最も脂がのり、沖の赤より磯の黒の方が美味しいと言われています。
昔から身近で親しまれてきた魚で、それだけに地方名が多く、関西では「ガシラ」、北陸では「アラカブ」と呼ばれています。
カサゴは、その一見怖そうな風貌から、江戸時代の武家で勇ましい武士像と重ね合わせられて、栄ある「端午の節句の
祝い魚」に抜擢されました。
あのゴツイ頭は笠というより兜(かぶと)そのものですね。
カサゴよりやや沖合の深い岩礁域に住み、カサゴより大きくなる近縁に「ウッカリカサゴ」という愉快な名前を持つ魚がいます。
これはカサゴがうっかりしている訳ではなく、それを見ていた人間がうっかりしていた(普段から見ているのに、日本の魚類学者もうっかりして新種と気付かなかった)ことから名付けられました。
他の近縁では、アヤメカサゴ、ユメカサゴ、ウッカリカサゴ、オニカサゴなど、いずれも食用になっています。
調理の時は、頭や背びれのトゲが鋭いので押さえる時に気を付けてください。
肉は引き締まった白身で身崩れしにくくクセが無いのでイタリア料理やフランス料理にもよく使われます。
アクアパッツア、ブイヤベースにすると美味しいです。
定番イチオシは煮付け。唐揚げ、蒸し物、味噌汁もオススメです。
鮮度が良ければもちろん刺身が一番です。
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