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オコゼといえば、普通は背びれに猛毒をもち、押しつぶされたような顔のオニオコゼを指します。
<オニオコゼ>
ゴツゴツとした凹凸があり、こんな魚が食べられるかと思うくらい、恐ろしく見かけの悪いグロテスクな姿ですが、味の良さは一級品。
歯ごたえ十分で上品な白身です。
生息域は、浅い内湾から水深200m辺りで、釣り、刺し網、底引き網で漁獲されます。
漁獲の際の体長は全長30cm近くになりますが、成長は遅く、
漁獲サイズになるのに3年以上かかります。
昔はたくさんとれたオコゼも最近は漁獲高が極端に少なくなり、年中 高値で取引されます。
活け造り、唐揚げ、味噌汁など、オコゼ料理が看板になるほどの高級料理となりました。
調理法としては、河豚(ふぐ)のように 薄作りの刺身にしたり、ちり鍋、から揚げ、煮付けも美味しいです。
特に私が好きなのは味噌汁です。
オコゼは買うと高いので、ブツ切りにして味噌汁に入れてしまうのはもったいないように思うかもしれませんが、歩留まりの悪さもあり、料理へのお金のかけ方の考え方として、味噌汁に思いっきりお金をかけることがあってもいいと思います。
あまり食卓に上がる機会も多くないこの魚。
たまには、オコゼをまるごと堪能してはどうでしょうか。
その際、味噌汁や潮汁は外せませんよ!
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