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日本人のタコ好きは、世界でもあきれられるほどです。世界の漁獲量の6割が日本で消費されています。
日本の他にタコを食用としているのは、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、南仏などの地中海諸国、東アジア、南太平洋の島々などです。
小売店で見かけるタコは、アフリカ産(モロッコやモータリニア)のボイル真ダコが圧倒的に多く、次いで国産のボイル真ダコ、そしてボイルか生の北海ダコ(ミズダコ)です。
日本の真だこは太平洋側では三陸付近から南、日本海側では北陸から南の砂礫や岩礁域の水深40m位までの海底に住んでいます。最大で全長60cm、体重3.5kgに達します。
一方、ミズダコは北陸以北、茨城県以北、北海道からアラスカの水深100~200mの海底に分布し、最大で3m、30kgに達する世界最大のタコです。
真ダコは昼間は巣穴に潜み、夜になるとエサを求めて活動します。
寿命は定かではないのですが1~2年と言われています。この短期間のうちに3kg以上になるわけですから、その食欲は
桁はずれです。
大好物はエビやカニなど甲殻類やアサリやカキやアワビなどの貝類です。アワビなどの貝の養殖場や伊勢エビにとって恐ろしい敵です。
どうやって岩に張り付いたアワビを食べるかと言うと、アワビの呼吸する穴を吸盤のついた腕でふさぎアワビが苦しくなって岩から離れたところですばやく捕獲します。タコはアワビの弱点を熟知しているのです。
一方、タコの天敵は岩礁地帯に潜むウツボです。
名前の由来は、「多股」という説や手海鼠(てこ)の転訛だとする説もあるそうです。
頭がツルツルの状態を指して、タコ入道、タコ坊主といいますが、タコの頭のようにみえる部分は頭ではなく胴体です。
胴体の下に頭、その下に足(手?)があり、茹でると怒ったように赤く色づきます。
雌雄の見分け方・・・8本ある足の内、先端に吸盤がない足(交接器)が1本あるのが雄です。
では、ぶつ切りになって売られている場合は、どう見分けるのでしょうか。
それは足の吸盤の並び方をみればわかります。雄の吸盤は、大小さまざまな大きさがあり、雑然と並んでいますが、雌の吸盤は、比較的小さく同じ大きさの吸盤が2列に整然と並んでいます。
真ダコは高タンパク低カロリーで、ビタミンやミネラルもバランス良く含み、旨味成分のタウリンが多く含まれています。このタウリンは動脈硬化や心臓病の予防、肝臓の働きを助け、疲労回復や視力回復にも効果があります。
タコが人気者の理由は、やはりタコ料理の豊富さと美味しさにあるといえます。いも、たこ、南京と言う言葉があるように、女性のタコ好きもかなりなものだといえます。
刺身、タコ天、タコぶつ、タコ飯、酢の物、煮物、サラダ、カルパッチョなどと、料理用途が広いです。
特にタコ天は一度冷凍してから 揚げると柔らかくなります。特にミズダコは柔らかい身質が特徴であり、タコシャブがお薦めです。
ちなみにタコは冷凍しても味は落ちません。
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