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環日本海諸国地図 (逆さ地図)
(富山県が国土地理院の承認を得て作成。
本掲載にあたり富山県許可)
本掲載にあたり富山県許可)
この地図は、北が上という通常の概念をひっくり返し、南を上にして作られています。
北はサハリン、南は台湾の一部、西は中国の北京などを含む範囲が富山県を中心とした正距方位図法で描かれています。
この地図を見ると、日本海が一つの大きな内海で、それを囲むようにして日本列島と大陸があり、日本とロシア極東地域、中国東北部、韓国などとの距離が近いことが容易に理解することが出来ます。
対岸諸国との経済交流を促進する意味合いで「環日本海」と呼称され富山県が進めている環日本海交流拠点作りをPR
するとともに、韓国、中国、ロシア等の対岸諸国に対し、日本の重心が富山県沖の日本海にあることを強調するため平成6年に従来の視点を変えて、大陸から日本を見た地図として作製されました。
この地図に、人それぞれに思いを持たれることと思います。大陸との関係、日本海の誕生、日本民族、日本文化の
ルーツ、極東、交易、領海、排他的経済水域、防空識別圏、等々・・・
富山湾の形状や水塊構造には、日本海全体を凝縮したような特徴があり、多種多様な魚介類が集まっており、「日本海ののぞき窓」と言われています。
かって、日本列島の日本海側は「裏日本」という言葉が使われていました。天気予報などで地域を指す言葉として普通に使われていました。山の裏側にあって、冬の日照時間が短く、冬に雪の降る、荒れる海のイメージからでしょうが、差別的、侮辱的であるとの声があがり、NHKでは1960年から、「日本海側」と表現し、「裏日本」という用語は使わないことになりました。
さらに最近では、先に述べたように対岸諸国との経済交流を促進する意味合いで「環日本海」といった呼称も使用されるようになっています。また韓国は日本海の名称を東海(トンヘ)と併記するよう求めています。
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