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建て網 (刺し網)漁業とは
<底刺し網> (農林水産省HPより)
<流し刺し網> (農林水産省HPより)
沿岸性の魚のほとんど総てを対象とする漁法です。
帯状の網を魚の回遊する海底の通路に建てて、イカリなどで固定します。長さは数キロに及ぶものもあります。
漁獲対象魚の遊泳する場所を遮断するように平面状の網を仕掛け、網目に刺させたり、絡ませたりして漁獲する方法です。仕掛けた網に魚が刺さったようになるので「刺網」とも呼ばれます。対象魚種は、季節や設置場所により異なります。
網の設置場所によって、底刺し網、浮き刺し網、流し刺し網、巻き刺し網の4種に分けられます。
底刺し網は海底の魚の通り道に帯状の網を仕掛け、その網に魚を絡めてとる漁法です。上に浮き、下におもりをつけて、垂直に網を張ります。刺し網の歴史は古く、網の中では最も構造が簡単です。
対象魚種は、タイ、ヒラメ、カレイ、イセエビなどです。
流し刺し網は、刺し網を固定せずに、海面に漂わせる漁法です。泳いできた魚が網に絡み付いて漁獲されます。
主にサケ・マスなど回遊性の魚を対象にします。
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