日本で開発された漁法で、一本の幹縄(みきなわ)に針のついた枝縄(えだなわ)を一定間隔で取り付けた漁具を使います。 枝縄の長さは数百メートルから時には数百キロに及ぶこともあります。
マグロの他、サケ・マス、タラやヒラメ漁などで用いられます。
餌にする魚の大きさを調整することで、幼魚ではなく十分に成長した魚を選択的に漁獲するという長所がある一方で、枝縄についた餌を、ウミガメやアホウドリなど他の野生生物が食べ針に引っかかって死んでしまう「混獲」の問題も発生しており、防止策の徹底が求められています。